(写真)
受賞者全20人
表彰式には内閣総理大臣賞、文科大臣賞、農水大臣賞、JA全中会長賞を受賞した全20人が出席した。
JA全中の伊藤澄一常務は「平和と幸せのメッセージを日本全国の人たちに届けてくれた。大切な一瞬の思い出がこめられた絵と作文に心を打たれた」と受賞した子どもたちを賞賛した。審査委員長の東京農大中村靖彦客員教授は「東京、おじいちゃんとおばあちゃん、おにぎり、の3つがキーワードだと感じた。子どものうちから都市と農村との交流をすすめてほしい」と講評した。
作文部門内閣総理大臣賞の静岡県小山町立北郷小学校4年長田瀬良さんは受賞作の「おじいちゃんの麦わらぼうし」を読誦。亡くなった祖父の麦わら帽子を被って田植えや稲刈りをする父の姿を描いた作品だ。自分も農作業の手伝いをするという長田くんは「うちの大正もちで作ったおもちはおいしい」と笑顔で話した。
図画部門は東京都町田市立成瀬台中学校1年後藤聖茂くんの「田園風景」。30年以上続くコンクールだが東京の子どもが全体でトップの賞を受賞したのは初めて。農山村風景と手で田植え作業をする農家の姿を美しく描いた後藤くんは「小学校のときプラスチックケースで稲を育てたことがある。農家の人は大変だと思った」と自身の体験を交えて受賞の感想を述べた。
今年度は全国の小中学校から作文部門4万9814点、図画部門8万3222点の応募があった。
(写真)
左:作文を読む長田さん
右:絵について話す後藤くん
(全受賞者などはコチラから)