(写真)特約店表彰金賞を授賞した店舗
蒲生誠一郎社長は、創立85周年記念大会となる今大会の冒頭、晴れの表彰式に臨んだ大勢の受賞者を前に、ヰセキ商品販売への尽力に謝辞を述べた。続いて「夢ある農業応援団!ISEKI」を統一テーマに掲げ、新たな営業を展開する同社の、市場動向に対する取組み姿勢を説明した。
日本経済は、緩やかなデフレと判断され、厳しさを増しているが、農業に関しては「需要拡大が見込める数少ない産業」と位置付けた。
具体的には、昨年の緊急機械支援リース事業の応募数が、大幅に募集を超えていることから、底堅い需要が見込まれること、食料自給率向上政策は政権が変わっても継続していること、稲作農家への「戸別所得補償制度」が満額の予算確保となるなど、フォローの風が吹いていると分析した。
また将来的には、世界人口の急増に対応し、現状より7割の食糧大増産が必要となることが推定されており、FAO食料サミットでは、各国の多様な条件を考慮した農業生産と、生産性増加を支持する宣言を出していることなどを述べた。
蒲生社長は、「この期を逃さず、農業と農業機械を基軸に、ハードとソフトの両面で低コスト農業を応援していく」と語ったが、それは同社の統一テーマである「夢ある農業応援団!ISEKI」を具現化していくことに他ならない。
販売会社表彰では、最優秀賞(株)ヰセキ北海道、優秀賞(株)ヰセキ東北、優良賞(株)ヰセキ信越、敢闘賞群馬ヰセキ販売(株)がそれぞれ受賞した。
セールスマン・サービスマン表彰では計241名が認定表彰された。表彰特約店では、(有)笠原鉄工所など18社が金賞に輝いた。
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あいさつする蒲生社長