農水大臣賞個人の部で受賞した今野文治さんは、JA新ふくしま営農部農業対策振興室の職員だ。20年以上ニホンザルの被害防止対策に取り組み、宮城、福島、山形の3県にまたがる南奥羽鳥獣害防止広域対策協議会の設立に尽力した。ニホンザルの群れに電波発信器を取り付け行動調査を行うなどのシステムの開発にも貢献。
団体で受賞したのは、犬(モンキードック)を使ったニホンザルの追い払い事業に取り組んだ長野県大町市。現在までに23頭のモンキードックを育成してきた。
表彰式は2月9日東京大学弥生講堂の「営農管理的アプローチによる鳥獣害防止技術の開発成果発表会」で行う。10時〜16時で参加費無料だが事前登録が必要。詳しくは農水省ホームページで。
生産局長賞の受賞者は次の通り(敬称略)。
▽中村孝一郎(広島県)
▽前田一歩園財団(北海道)
▽長崎市有害鳥獣対策協議会(長崎県)
▽沖縄本島南部地区野生鳥獣被害対策協議会(沖縄県)