農水省によると水田経営の平均面積は1.4ha。このうち生産調整によって主食用米の作付けは0.8haで、残り0.6haは調整水田としているケースを前提にした。
この場合、現在では農業所得は10万円の赤字だという。それが新たな制度に参加すれば0.8haの主食用作付けは10al・5万円の対象となり計12万円が交付される。さらに調整水田としていた0.6haに単価8万円の飼料用米・米粉を作付けると計48万円の交付が受けられ、その結果、6万円の黒字になるという。新たな対策に参加すればこの場合、16万円の所得増となることになる。