壮行会で高野瀬忠明社長は「今回はベテランの岡部選手が選手達を引っ張り、若手はそれを乗り越えようとしている。スキージャンプは選出された5人の選手の内、3人が雪印メグミルクの社員。岡部選手は日本選手団のキャプテンでもあり、大変誇りに思っている。現地では日本国民に明るい話題を提供して欲しい」と激励した。
岡部選手は「少しでも、応援してくれる社員の皆様の活力になるよう努力します」と述べ、3選手とも調整して心身ともにピークの状態で大会に臨みたいと健闘を誓った。
先輩の岡部選手をどう思うか、との質問に伊東選手は「ずっと憧れの人だった。その人と一緒にオリンピックで競技ができるのは幸せ」と語り、栃本選手は「一生岡部さんについていきたい」とコメントした。選手達から篤い信頼を寄せられている岡部主将の、人柄を偲ばせる場面だった。
バンクーバー五輪のジャンプ競技は開会式直後の2月12、13日にノーマルヒル、19、20日にラージヒルが行われる。
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右から斉藤浩哉監督・岡部選手・伊東選手・栃本選手