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輸入農畜産物の取扱高は2割減 JA全農

 JA全農は21年度上半期の「全農・子会社等 輸入農畜産物取扱実績」をまとめた。

 それによると「輸入農畜産物取扱ガイドライン」で、今後国産へシフトしていく品目、取扱う場合でも「安定供給」「国産品販売の補完、品揃え」「協同組合活動上必要なもの」など理由を明確にして計画的に取扱う品目で「食品として取扱っている品目」の21年度上半期実績は、134億300万円で前年同期比81.2%と約2割減少した。
 品目別に見ると、ブームとなっているバナナやキウイフルーツが増加した果実が前年同期より約9%増えているのと、豚肉が同約2%増えている以外はすべて減少している。また輸入品の取扱割合を制限している牛肉(10%以下)と豚肉(2%以下)についても牛肉3.3%、豚肉0.7%といずれも制限割合以下となっている。
 また国家貿易や国の制度上取扱いをしている品目(小麦、とうもろこしなど)についての21年度上半期取扱実績は338億7900万円で前年同期比81.2%となっている。

(2010.02.08)