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約1万4000点強の品々を難民キャンプなどへ寄贈 JA共済連全国本部「きずなチャリティ」

 3月1日午後5時半、JA共済連全国本部会議室では、全国本部役職員が参加して「きずなチャリティ」で寄せられた1万4375点の仕分け作業が行われた。

JA共済連「きずなチャリティ」支援物資の仕分け作業(=3月1日午後5時半、JA共済連全国本部会議室) JA共済連(今尾和實理事長)は、相互扶助(助け合い精神)の事業理念に基づく共済事業を展開するとともに、交通事故未然防止活動や地域社会との絆を深める社会貢献活動を各地で実施してきている。
 そうした活動の一環として、JA共済連全国本部では、今年から家庭で不要となった衣類やランドセル、文具や玩具などをアフリカの難民キャンプや必要としている地域に寄贈する「きずなチャリティ」を開始した。
 その仕分け作業が行われた会議室には、衣類3100点、文具2085点を始め1万4375点の品々が寄せられ、品目別に仕分けされ段ボールに詰める作業が行われた。
 夕方5時半から開始された作業には、今尾和實理事長や杉山健二専務をはじめ約70名の役職員が参加。最初は上着を着ていた人たちも作業が進むにつれ、Yシャツ姿になり腕まくりするなど、汗をかきながら一心に仕分け作業を行っていた。
 ここで仕分けされた品々のうち、衣料品・文具・医薬品・ぬいぐるみなどの玩具は、NGO団体「マザーランド・アカデミー・インターナショナル」を通じて、南アフリカのマリ共和国および難民キャンプなどの地域に寄贈される。
 またランドセルは、(財)ジョイセフ(家族計画国際協力財団:JOICEP)を通じて、アフガニスタンやモンゴルの子どもたちの通学用として使用される。使用済み切手や外国コインは、日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)を通じて、アジア・アフリカへの海外医療支援に役立てられる。使用済みプリペイドカードは、JOICEPを通じて途上国の医薬品供給や生活改善に使われる。
 こした品とは別に、53万4689円の募金がされたが、これは衣類などを海外に輸送するための送料が必要となるため、マザーランドへ寄付される。
 その他、介助犬育成に役立てるために書き損じハガキの収集も実施し、約450枚のハガキを(財)日本介助犬協会に寄付した。
JA共済連「きずなチャリティ」支援物資の仕分け作業(=3月1日午後5時半、JA共済連全国本部会議室)JA共済連「きずなチャリティ」支援物資の仕分け作業(=3月1日午後5時半、JA共済連全国本部会議室)

(写真)
JA共済連「きずなチャリティ」支援物資の仕分け作業(=3月1日午後5時半、JA共済連全国本部会議室)

(2010.03.02)