農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

研究課題の応募増える 農水政策推進の実用技術開発事業

 農水省は22年度「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」の研究課題を公募していたが、昨年より2割多い応募があったと2月下旬発表した。

 農林水産業と食品産業の技術上の課題解決や、農商工連携を進めるためには、実用化段階にある開発成果を早く普及したり、事業化に結びつけるスピードが必要だとして同省は実用化に向けた技術開発を支援しており、その対象となる研究課題を公募している。
 今回は全体で406課題の応募があり、昨年度より2割増加した。22年度予算成立とともに書面審査とヒアリング審査を経て新規の研究課題を決定する。
 研究区分ごとの応募状況は「研究領域設定型研究」が251件、現場実証支援型研究(昨年までは現場提案型研究)が155件。
 領域設定型の内訳では「食品産業の競争力強化と農林水産物・食品の輸出拡大」というテーマが50%増で21件、次いで「新たな可能性を引き出す新需要の創造」が34%増の63件。
 最多は「競争力強化のための生産システム改善」というテーマで108件だったが、昨年よりは減少した。

(2010.03.02)