同制度は生産者や食品企業と「協働」し、日本の食や食材、食文化の伝承や発展、普及に貢献した料理人を評価するもの。日本の農林水産業と食品産業の振興を図ろうというのが目的だ。
　表彰は「ブロンズ授賞者」、「シルバー授賞者」、「ゴールド授賞者」の３分野。
　「ブロンズ授賞者」の条件は▽国内農産物の開拓や素材を活かしたメニューを開発し、産地の形成や生産者所得の向上に貢献▽新たな食品や調理法などを開発し、地域の活性化や食文化の発展に貢献▽日本人以外の料理人や海外において日本の食文化、食材の普及に貢献―のいずれかに５年以上にわたって取り組んだ現役の料理人。
　「シルバー授賞者」はブロンズ授賞者のうち、引き続き５年以上同じ取り組みを行い、内容に進歩が認められる者。また、シルバー授賞者のうち引き続き５年以上同じ取り組みを行い、内容の進歩・発展が顕著な者を「ゴールド授賞者」とする。
　詳しい要領は４月公表予定で、最終審査と表彰は９月を予定している。