農政・農協ニュース

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所得安定対策の交付金支払いに誤り 原因は「農協職員の理解不足」  農水省調査

 水田・畑作経営所得安定対策の交付金支払いに過不足があったと農水省が3月5日点検結果を発表した。

 交付金額を誤った原因は、いずれも同対策に対する農協などの担当者の理解不足か、または事務的なミスによるものであるとし、同省は再発防止のため農協などに書類作成の留意点を徹底する。支払いの是正は原則として年度内に行う。
 総点検はすでに昨年1月から行われ、3月末に中間まとめをしたが、その後、4月から農協など省外の書類についても調査。
 その結果、19年度と 20年度の交付について過払いが537件で約1350万円、不足払いが411件で約1120万円あることが今回判明した。
 また「故意による過不足はなかったと考えられる」とした。
 誤りの事例を見ると固定払いでは交付対象外の大豆を含めて集計したことなどがある。 成績払いでは品質区分を誤って確認書類を作成したでん粉原料用バレイショの生産者別のでん粉含有量を間違ったことなど。
 収入減少補てんでは生産実績数量に交付対象外の加工用米を含めて集計した検査数量の集計ミスがあったなど。

農協等作成書類の調査結果

(2010.03.10)