長期失業者や新卒者の就職支援を目的として農業未経験者を対象に6カ月間の実習訓練を行い、終了後は行政などと連携して北海道の農業生産法人などへの就職や、農業による起業・独立までをサポートする。
緊急雇用対策の目玉として厚労省の委託を受けて行う基金訓練で募集期間は3月23日まで、募集定員は30人、受講料は無料(交通費だけは自己負担)、選考は3月27日。居住地のハローワークに相談の上受講申込書をもらう。
本州の大都市圏で失業中の人や就職の決まらない学卒者らが「農業」と「田舎暮らし」に挑戦するチャンスとしてほしいとセンターは呼びかけている。
訓練は札幌市南区小金湯の農場にあるビニールハウスで栽培技術を習得し、流通なども勉強する。
訓練場所は「NPО法人農業塾 風のがっこう」、宿泊施設は「ふるさとハウス」と呼び、“身一つ”で参加できる合宿形式の体制となっている。
単なる「農業人材養成」ではなく“街づくり人材”という名称にしたのは▽過疎・高齢化の進む地域に都市の人材を流動させ▽疲弊する地域経済の新たな担い手とする目的があるからだという。
なお基準を満たしている人には受講している間、「訓練・生活支援給付金」が支給される。
無料説明会は3月20日午後1時から東京・銀座4「七十七ビル」3階で。問い合わせ先は北海道ふるさと回帰支援センター事務局050(3763)9898