農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

低コスト化・作業の安全確保等巡り  農業資材審議会農業機械化分科会

 農水省生産局農業生産支援課は3月17日、第9回農業資材審議会農業機械化分科会を開いた。

あいさつする小栗邦夫審議官 議題は▽農業機械化対策の展開状況について、▽農機具の型式検査における平成22年度対象機種等について、など。
 農業機械化対策の展開状況では、第4次緊プロ事業など「革新的農業機械の開発・普及に向けた取組状況」、バイオディーゼル燃料の利用など「農業機械の省エネルギー化対策の推進状況」、農業機械の安全性向上など「農作業安全対策の推進状況」の3点に絞り、検討した。
 分科会の冒頭、小栗邦夫大臣官房審議官が事務局を代表し「生産調整では、米に関して明確なメリット措置を講じていく。農業の生産性向上には機械化が欠かせない。また現在、春の農作業安全運動に取り組んでいるので、御理解を」とあいさつした。
 各委員からは、「ニーズの多様化に合わせると、機種・型式も多くなりコストがかかる。機械の種類を減らせばコストは下がる」(佛田委員)、「ほ場など作業形態の標準化も図る必要がある」(阿部委員)、「農機も所有からレンタルなどの利用を図っていく必要があるが、レンタルは業として成り立ちにくい、という問題もある」(鈴木委員)、などさまざまな意見が出された。

(写真)
あいさつする小栗邦夫審議官

(2010.03.18)