今年度から同連合が始めた新たな産直事業である「まるごと産直」は、農産物単品でなく生産組合やJAといった組織単位で取引きするもの。
産直といっても単品の場合、季節や作柄によって取引量が増減するだけでなく、収穫出荷時期が過ぎれば産地との取引は次のシーズンまで途絶えてしまう。「まるごと産直」にすることで、ひとつの作物のシーズンが終わっても他の作物で取引できるため産地とのつながりを深めることができる。今後はより積極的に産地との交流を行っていきたいとし、結んだ協定の中には災害時の相互支援やグリーンツーリズムなどの項目も盛り込まれている。
ながさき南部生産組合との主な取引品目はイチゴ、トマト、ミカン、タマネギ、ジャガイモなどの青果物。同組合は今回の産直認定を機に、出荷高の拡大に努めたいとしている。
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(左から)丸山基雄ユーコープ理事長・近藤一海ながさき南部生産組合代表・松島世佳南島原市長