JA全中としては▽安全意識の啓発▽農業者の労災加入推進を2本柱に田植機と小型耕運機の作業安全チェックシートや労災保険加入推進の手引きを作ったりする。
農作業中の事故死は毎年約400人。全産業平均の労災事故発生件数は10万人当たり2.4件だが、農業は12.7件と格段に高く、他産業では事故を減らしているのに農業では増えて、2007年には建設業を追い抜いている。
このため安全確保は喫緊の課題であり、JAグループの組織的対応が必要とした。
JA段階での具体的な取り組みは▽安全講習会の実施▽労災加入推進強化月間の設置などがある。体制としては営農担当部署を基本に事務局を設置し、農作業安全推進担当者を置くなど。