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全中が「畜産・酪農家を応援する消費者のメッセージ」をまとめる

 JA全中は畜産農家と酪農家を応援するメッセージを消費者から募集していたが、1513通が集まったと3月25日発表した。

 飼料価格の高止まりと畜産物価格の低迷に苦しむ畜産・酪農経営の現状を消費者に理解してもらい、国民的合意に基づく政策を求める運動ができるようにと全中は2月中旬から3月5日まで「がんばろう!日本の畜産・酪農」応援キャンペーンを展開。都内を中心にチラシ約3万枚を配った結果、応募メッセージが集まった。
 応募者の割合は男性では60代、女性では30代が多かった。
 内容を見ると男女を通じて20代では「国産畜産物のおいしさを応援している」、30〜40代では、とくに女性から「家族のことを考えて安全安心な国産品を選んでいる」、50〜60代では「国産品を信頼している」というメッセージが多かった。

◆生産を「続けて」の声なども応募作の中から

 50〜60代からは「厳しい経営環境に負けずにがんばれ」という励ましの声も多数寄せられた。
 全中の畜産・酪農委員会などは応募の中から「心に残るメッセージ」として7点を選んだが、うち1点を次に紹介する。
 「国産の食肉と乳製品にこだわっています。これは母から受け継いだこだわりです。安心して口に入れられること、おいしいこと、国産品だからこそです。国産品を支えている畜産・酪農家の皆様が家族経営でがんばっていること、国際化の中で(略)努力していること、いつも応援したい気持ちでいっぱいです。ずっと食べ続けます。だから続けて下さい(東京都 54歳 女性)。
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(2010.04.01)