11時からはじまった「JAまるしぇ!」は昼時ということもあり賑わいを見せた。特に注目を引いたのは目玉商品の「菅平雪中りんご」。収穫してから冬の間、積雪の多い気候を活かして雪の中で保管するのがこのリンゴの特徴。天然の冷蔵庫によって春までとれたての味が保てる。取り組み2年めの今年から売り出した新商品だ。
即売されたのは先週掘り出された新鮮なリンゴ。試食した人からは「甘い!」という声が多く聞かれた。また昨日できたという搾りたての「菅平雪中りんごジュース」も130本限定で試飲・販売し人気だった。
そのほかにも「アップルスノー」というオリジナルプリンや米粉入りドーナツなどの加工品、アスパラなど旬の農産物が並んだ。
食のコーナーで販売しているこの日の手づくり弁当は、信州うえだ産コシヒカリにおかずの材料としてアスパラとエリンギが使われた。
芳坂榮一組合長は「菅平雪中りんご」について「保存方法の工夫で消費期間を長くして消費の拡大をめざしている。信州うえだは“日本のタボス”といわれるほど雪質がよい。そんな菅平のイメージと、雪とリンゴというロケーションのよいイメージがPR効果となって若い人にも人気が出ている」と話す。
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上:「菅平雪中りんご」をPRする芳坂榮一組合長
下:昼食や特産品を求める人でにぎわう(=JAビル4階 農業・農村ギャラリー)