パルシステムの予約登録米は、1993年の冷害による米不足を機に、95年から開始された同生協連の独自の制度で、田植え前の段階で産地と1年間の契約を結び、登録者分を優先的に届けるというもの。
95年のスタート時の登録者数は約5万人だったが、ここ数年は、登録者数・量ともに2桁以上の伸びを示し、09年の登録者数は約15万人となっている。
パルシステムが取扱う米はすべて産直産地で生産された産直米だが、予約登録米の多くは化学農薬や化学肥料をできるだけ使わずに栽培されたもので、同等レベルの栽培方法で生産された市販品に比べて低価格ということも登録者数が確実に増えている要因の一つだといえる。
2010年の予約登録米は北海道や東北地方の産米を中心に13種類となっているが、3kg規格や毎月1回の配達を選べるようになっている。
◆「バケツ稲」も
また、4月12日から16日まで、自宅で米づくりができる「バケツ稲」の注文も受け付けている。