それによると、平成22年3月末における主要共済合計の共済金支払は、件数が574万8000件(前年度比94.1%)、金額が3兆6895億円(同90.9%)となり、前年度に比べ件数・金額ともに減少した。
内訳をみると、21年8月の静岡県駿河湾沖地震や10月に発生した台風18号などの自然災害で建物共済関係が件数(昨年同期比167.1%)金額(同157.8%)とも前年度より増加したこともあって、事故共済金が件数で191万4000件(同98.1%)・金額で8832億円(同100.2%)と金額では前年度を上回った。
その一方で、満期共済金が件数で253万5000件(同85.6%)、金額で2兆1985億円(同85.1%)と前年度より大きく減少した。これが、共済金支払金額の総額が前年度より減少した要因だといえる。
なお、年金共済については、件数が118万件(同103.8%)、金額が6008億円(同101.3%)と増加した。