農政・農協ニュース

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野菜価格高騰でJA全農に出荷対策を要請  農水省

 2月から続く日照不足と低温による野菜価格の高騰を受け、農水省は4月16日、JA全農に出荷の前倒しなどの対策要請をした。

 要請内容は出荷の前倒しや規格外品野菜の出荷促進を求めるというもの。
 野菜価格は低温による天候不順とキャベツなどの葉物野菜が産地入れ替え時期にあることから高値が続いている。4月は例年より低温が続き、野菜の生育に遅れが見られることから高値の継続が懸念されている。
 また同日、農畜産業振興機構は都内で野菜の需要・価格動向と供給確保への取り組みについて話し合う「野菜需給協議会幹事会」を開いた。同省やJA全農をはじめ消費者団体や流通団体などが出席した。
 幹事会では全般的に野菜価格が高く推移しており、一部の品目は例年の1.5倍近い水準―との報告があり、JA全農は各品目ごとの主産地の生育状況や今後の出荷見通しについて、同省は安定供給に向けた取り組み状況について説明した。そのなかで、行政には農家の支援や需給情報の細やかな提供を、販売者には販売方法の多様化を求める声などがあがった。

(2010.04.22)