議長を務めた前田会長は「協同組合懇話会などとの連携を保ちながら各団体の発展に寄与できれば。各会友間の交流に努力していきたい」とあいさつし、昨年度の事業実績と今後の計画を報告した。
現在の会員数は86、会友数は160人。総会では会計監事の一部改選を発表。平野順三氏から松谷篤典氏が新たに選出された。
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鈴木宣弘教授による記念講演のテーマは「新農政と日本農業の展望」。新しい「食料・農業・農村基本計画」が策定されたことをふまえ、新農政への考えを語った。
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飼料や燃料の価格が上がっても農産物の価格は上がらないという事態は日本の特殊現象。農政改革は国民全体が納得できる明確な根拠が必要。最も重要なのは実際の現場で効果が実感できること。戸別所得補償制度も、まずは生産者の不安を解消するために、岩盤対策と多面的機能支払いへの議論を先に詰めるべきだった。