農政・農協ニュース

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寒波などで被害受けた産地に緊急カンパ パルシステム

 パルシステム生協連では、3月下旬から4月上旬にかけた寒波や強風で大きな被害を受けた産直産地を支援するために5月10日から緊急支援カンパに取り組むことにした。

 日本列島は3月末に寒波に襲われ、東北や関東以西の地域でも季節はずれの降雪や霜が発生。さらに4月1〜2日にかけては強風が関東近県を襲い、パルシステムの産直産地でも大きな被害を受けた。
 そこで、パルシステムでは、5月10日から6月18日の6週間にわたり、注文システムを活用した、現金・ポイントによる組合員からの緊急支援カンパに取り組む。
 集まったカンパはとくに被害の大きかった次の3産地に贈られる。
 ▽梅・かんきつ類・キウイフルーツの産地で、4月上旬の寒波で小梅がほぼ全滅し、その他の梅も半数以上が被害を受けた「ジョイファーム小田原」(神奈川県)
 ▽梅・柿の産地で、4月上旬の寒波で梅に凍霜害(凍結と霜による被害が発生。刀根柿など早生品種に大きな被害が発生し10年来の不作が予想される「大紀コープファームグループ」(奈良県・和歌山県・三重県)
 ▽たまごと野菜産地で、3月9日の雪で作物と鶏舎・ビニールハウスなどの施設が被害を受け、倒壊したビニールハウスの撤去に大きな費用がかかる「白州森と水の里センター」(山梨県)。

(2010.04.30)