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純利益が前年同期比627.5%増  電気化学工業

電子部品・半導体向けなど寄与

 電気化学工業が5月7日発表した「平成22年3月期決算短信(連結)」によると、純利益が前年同期比627.5%増となった。電子部品、半導体向けおよび医薬品関連の回復が寄与した。

 売上高は3238億7500万円と前年同期に比べ102億5400万円(3.1%)の減収となったが、営業利益は電子部品、半導体産業向けを中心に高付加価値製品群の需要が早期に回復したほか医薬品などの販売も増加し、216億5500万円(前年同期比113億5300万円増、110.2%増)と大幅な増益となった。
 売上高営業利益率は6.7%(3.6ポイント増)に改善している。
 また、営業外損益では、需要回復基調にともない製造設備の休止経費などが減少し、経常利益は168億8800万円(同137億9300万円増、445.8%増)となった。
 さらに、不採算事業の整理損や投資有価証券の評価損を特別損失に計上したことにより、当期純利益は104億7400万円(同90億3400万円増、627.5%増)と極めて顕著な動きを示した(関連記事)。
 通期の業績見通しは売上高3650億円(前年度比12.7%増)、営業利益250億円(同15.4%増)、経常利益225億円(同33.2%増)、当期純利益140億円(同33.7%増)をそれぞれ見込んでいる。

(2010.05.10)