資産残高は前年を7兆8842億円(11.8%)上回る74兆4439億円。その内訳は厚生年金基金が前年比+13.5%の29兆31億円、確定給付企業年金が+18.7%の39兆377億円、適格退職年金が▲21.3%の6兆4031億円だった。
業界別に見ると信託業界が60兆2737億円(80.9%)、生命保険業界が13兆8213億円(18.6%)、JA共済連が3488億円(0.5%)となっている。
受託件数・加入者数は厚生年金基金が608件・460万人、確定給付企業年金は7405件・647万人、適格退職年金が1万7184件・249万人だった。
平成24年3月末に制度廃止される適格退職年金の影響で、移行先のひとつである確定給付企業年金が件数を伸ばし、資産残高も適格退職年金以外で増加した。