農研機構と農村工学研究所は5月31日、農業水利施設を次世代に継承するためにと技術図書を作成した。
研究所が生み出した成果をもとに、▽施設の機能診断▽補修・補強工法▽設計手法と今後の技術戦略などを解説した。題名は「農業水利施設のマネジメント工学」で、関係機関に配布した。 施設が今後とも食料供給力と多面的機能の役割を果たすためにはこれまでに蓄積された総資産額が約25兆円と見積もられる施設の将来の老朽化や機能低下などに備える必要があるとして作成した。
(2010.06.03)