今回で25回目となる同賞は、前年に発表されたルポルタージュや連載企画、放送番組などの分野で功績のあった報道作品に贈られる。
今年は応募があった映像作品5点、新聞連載9点の合計14点の中から4点が選ばれた。受賞作品は▽河北新報社の「漁場が消える―三陸・マグロ危機」▽中日新聞社の「農は国の本なり」▽新潟日報社の「朱鷺(トキ)の国から」▽山形放送の「田んぼは僕らの教室だ!」。
今回で8回目の受賞となる河北新報社。これまでの受賞はコメ中心のテーマだったため、水産をテーマにした受賞は初めてとなった。報道部長の武田真一さんは「生産現場の第一線でがんばっている人を紙面に載せるというのが基本姿勢。三陸はマグロ基地であり、地元紙で取りあげるべきテーマだろうと考えて取り組んだ」とコメントした。