農政・農協ニュース

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低温処理で輸入可能に 豪州産グレープフルーツのミバエ対策

 農水省はミバエ類の発生地域で生産されるオーストラリア産グレープフルーツの生果実を輸入できるようにしたと6月4日発表した。

 オーストラリアでは日本で未発生の害虫チチュウカイミバエとクインスランドミバエが発生しているため、その地域の植物は輸入禁止となっている。
 しかし農水省は、オーストラリアが開発した低温処理によって確実に殺虫できると判断したため今回、植物検疫措置を追加した。
 同国は平成18年に追加を要請。これを受けて日本側は科学的、技術的に検討の上、追加についてパブリックコメントを募集したが、意見も情報も寄せられなかったため、低温処理をすることによって輸入を可能とした。

(2010.06.08)