青森県は千葉、埼玉に次ぐ全国3位のカブ産地だ。野辺地のこかぶは、皮が薄くくきや葉っぱまで柔らかく甘いので、生でまるごと食べられると好評だ。JAゆうき青森(旧JA野辺地などが合併)こかぶ部会は50戸ほどで年間7億5000万円ほどの販売額がある。
6月11日には同部会長の久保田正一さんとJA職員らが、東京の大田市場とイトーヨーカ堂大森店を訪問し、試食やレシピを配布するなどの販促を行った。
「こかぶはジューシーでおいしい、というイメージを多くの人に知ってもらって消費を拡げたい」という久保田さん。今年こそ販売額8億円をめざしたい、と笑顔で話した。
例年5月中旬から出荷が始まるが、今年は天候の影響で1週間ほど遅れたが、そのぶん寒い中で育っているので甘みがあるという。出荷は10月末ごろまで続く。
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カブのイメージを変えたいという部会長の久保田さん(=6月11日、イトーヨーカ堂大森店)