調査は5月下旬に3日間、携帯電話によるモバイルリサーチで20〜49歳の主婦1000人に行った。
「産地直送」とはどういうことだと思うか―を聞いたところ、「産地から直接送られてくること」が81.2%でもっとも多かった。続いて「生産者・産地が明らかであること」(69.3%)、「収穫されてから時間があまり経っていないこと」(48.9%)だった。
今後求めるものについては「新鮮さ」(91.4%)、「安心・安全」(90.1%)との回答が圧倒的に多く、「美味しさ」(65.5%)、「納得の価格」(59.0%)より鮮度や安全を重視する傾向が見られた。
産地直送で購入したい果物を聞いたところ、1位はサクランボ(56.0%)、2位はモモ(46.8%)、3位はリンゴ(33.7%)。そのうえで重視する点は「鮮度」が92.2%でもっとも高く、次の「価格」(84.9%)、「味」(81.3%)の3点で8割を占めた。
産地直送品購入時のインターネット利用について調べたところ、利用したことがない人は76.3%だったが、利用したことがあると答えた人は、年代が高くなるほど多いことがわかった。またインターネット購入時の1回の平均注文金額は3675円だった。
◆「地産地消」認知度7割
用語の認知度を調べたところ、「聞いたことがある」を含め「地産地消」は7割、「フードマイレージ」は4割弱、「コールドチェーン」は2割強だった。
また口蹄疫被害の支援について「十分だとは思わない」と答えた人が91.3%と高く、消費者も現状の支援に対して不十分だと感じている結果が示された。