農政・農協ニュース

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全国で約2万ha 前年比5%増  21年産米の水稲直播栽培面積

 農水省は6月11日、平成21年産米の水稲直播栽培面積は1万9636haで、20年産より1000haほど(約5%)増えたと発表した。

 水を入れる前の田んぼに種もみを播く乾田直播は6805ha、水田に直接播く湛水直播は1万2831haだった。
 県別では、福井県が3236haと最も多く、県内の水稲作付け面積の12%以上で直播栽培が導入されている。次いで、岡山県が2975ha(9%)、愛知県が1697ha(6%)、富山県が1916ha(5%)と、4県が1000ha以上だった。
 水稲の直播栽培は、労働時間・コスト削減と作期分散につながる技術だとして、農水省は導入を推進している。21年産の時点では全国の水稲作付け面積の1.2%ほどを占め、過去10年間では毎年約1000haずつ面積が増えている。

近年の水稲直播栽培面積の推移

(2010.06.15)