東風は農機への参入を目指しており、両社は19日、業務提携推進に向けた基本合意に至った。
新合弁会社は『東風井関』(仮称)というブランド名で田植え機やコンバインなどの農機を製造販売する。
資本金は4000万元で折半出資とし、本社と工場は湖北省に設ける予定。
製造販売に加えてサービス・輸入も主要業務とし、拡大を続ける中国の農機市場へのさらなる対応を図る。
今年8月に業務提携などに関する個別契約を結び、年内に新会社を設立。来年から新工場を稼動させる予定。
井関は2003年に長江下流の江蘇省常州市に全額出資の現地法人を設立して、主に自脱型コンバインと田植え機(歩行型・乗用型)を生産してきた。
昨年からはフル生産となって今年の計画は田植え機4500台、コンバイン700台だ。
新工場が稼動すれば年間生産能力は歩行型田植え機の場合で今年の計画の3倍近くとなる。また新工場の立地から、内陸部への拡販で東風の販売網を活用できることになる。