農政・農協ニュース

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施設園芸の新たな可能性を探る  施設園芸・植物工場展(GPEC)2010

 7月21日〜23日の3日間、東京ビッグサイト東4ホールで、(社)日本施設園芸協会の主催、農水省、経産省、JA全中、JA全農などの後援で、「施設園芸・植物工場展2010」(GPEC2010)を開いた。

JA全農のブース(左)とトマト一段密植栽培システム (写真)JA全農のブース(左)とトマト一段密植栽培システム

 JA全農は、トマト一段密植養液栽培システムの紹介や、TACの活動事例などのパネルを展示したほか、イチゴやトマトなどの出荷に使用する植物由来のプラスチック「ポリ乳酸(PLA)」の容器、生分解性マルチフィルムや農業フィルムなどのJAマーク商品などを紹介した。
ヰセキの接ぎ木ロボット 井関農機は、生研センターと共同開発し、大幅な省力化を実現したうり科苗用「全自動接ぎ木ロボット」を展示実演した。実演会には大勢の人が詰めかけ、盛況だった。
 ヤンマーグリーンシステムは、施設園芸向け「ガスヒートポンプエアコン」を展示紹介した。このエアコンは、エネルギー使用量CO2排出量をともに30%削減した優れものだ。
ヤンマーのガスヒートポンプ この展示会は、生産者、施設資材・機器メーカーにとって、これからの施設園芸の方向を見定め、可能性を探る場でもある。屋外は猛暑だったが、会場内の熱気が感じられた展示会だった。


(写真)
左:ヰセキの接ぎ木ロボット
右:ヤンマーのガスヒートポンプ

 

(2010.07.23)