6月9日の就任直後から7月16日まで口蹄疫現地対策本部長として宮崎県で指揮を執ってきたため、この日が初の会見となった。
口蹄疫については清浄化に向けて「ルールどおりてきぱきとやっている」ため、7月27日には全県での移動制限・搬出制限が解除される見込みだと話した。現地の対応について「みなさん本当に一生懸命やっていて、我々日本人、なんだかんだ言われますが、ああいう事態になったらいちばんうまく対応できる国民ではないか。ただ最初から対応がなぜ取れないのかだけが問題」などと話した。
また、今後は戸別所得補償制度づくりに「全力投球したい」とし、制度設計については「米以外の作物を作ってもそれなりの収益が得られますよという形にして米以外の作物を作れるところはそちらにシフトしていただく。米以外なかなか難しいところは安心して米を作れる、そういうふうにしたいと思っている」と話した。麦・大豆、ナタネ、飼料作物などの生産を誘導し「米は余って、麦や大豆はガバガバ外国から輸入している状況を少しでも改善したい」と強調した。