産地交流会の実施は去年に引き続き今回で2回目。都内でレストランやホテル、仲卸業などを営む実需者25人が参加した。昨年は県産品の販売に協力する店舗だけを招待したが、今年は一般公募で参加を呼びかけた。
産地での一行は、高崎市内で有機栽培や無農薬・減農薬に取り組んでいる生産者グループ「くらぶち草の会」を訪れ、ズッキーニ栽培の見学やミニトマトの収穫を体験した。午後はJA甘楽富岡管内で出荷売上げがもっとも多い「富澤農園」で全国一の生産量を誇る原木シイタケの見学とブルーベリーの摘み取りも体験した。
昼食には肉や野菜、こんにゃくやシイタケなど県産食材をふんだんに使ったメニューがふるまわれ、生産者から食材の説明を受けたり、生産者グループである「くらぶち草の会」との意見交換で交流を深めた。
参加者からは「実際手に取ったり口にしたりすることで群馬県産食材のおいしさを実感した」「生産者の努力や苦労を知り、消費者に伝えなければと思った」、生産者からは「苦労や大変さを理解してくれたことで自信を持てた」との声が聞かれた。
今年は11月頃に2回目の交流会を行う予定だという。
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上:「くらぶち草の会」の農場で説明を聞く参加者
下:ミニトマトの収穫体験