会議では議員から「過剰対策が必要だ」との意見はあったが「備蓄として政府買い入れを、という声はなかった」という。
これについて篠原副大臣は「備蓄は食料安全保障のためにやるのであって、米価下落対策の一環として備蓄米を買い上げることはないんだということは分かってもらった。1391億円の変動部分が用意されているのは安心材料のはず。にもかかわらず過剰だというべきではない。冷静に対処すべき」などと話した。
共同座長の一川保夫参議院議員は「地元では米過剰が深刻な話題になっているという話は出た。民主党の新しい農政を軌道に乗せるにあたっては、過剰米問題をしっかりと乗り越えていく必要があるということは当然のこと。ただ、具体論は出ていない」と話した。
また、米過剰問題があるとすれば「自民党政権時代からの問題が今、こういうふうに出てきている」と指摘。そのうえで戸別所得補償制度に「協力している人と協力していない人がいて、協力していない人に逆にメリットが行くような考え方は一切とるべきではないという考えを基本に持っている」と話した。