【水稲】
穂いもちは北海道の一部地域で「多い」、北東北、東海で「やや多い」発生が予想される。葉いもちの発生が多く上位葉に葉いもちの病斑がある場合、穂ばらみ期・穂揃い期に薬剤での防除が必要。多発が予想される場合は穂ぞろい期7?10日後に追加防除すること。
ニカメイガは北関東と近畿の一部地域で、コブノメイガは北陸の一部地域で「多い」予想。
斑点カメムシは北陸・東海の一部で「多い」予想で、休耕田や水田周辺の雑草管理が防除の基本であるため出穂期10日前までに周辺の草刈りを終わらせること。
【大豆】
ハスモンヨトウが南関東の一部で「多い」予想。
【野菜・花き】
作物共通でハスモンヨトウの発生が南関東に「多い」予想。
作物別に見て発生が「多い」と予想される地域と病害虫は次の通り。
▽トマト・灰色かび病:東北
▽ナス・タバコガ類:南関東
▽キュウリ・褐斑病:北東北
▽ネギ・アザミウマ類:関東
▽イチゴ・炭そ病:九州
▽キク・アザミウマ類:東海
▽キク・アブラムシ類:北陸
【果樹】
作物に共通して北東北・東海・中国の一部でカメムシ類の発生が「多い」と予想される。
作物別で「多い」と予想される地域と病害虫は次の通り。
▽かんきつ・ミカンハダニ:北九州の一部
▽ナシ・黒星病:北陸の一部
▽ナシ・ナシヒメシンクイ:関東の一部
▽カキ・カキノヘタムシガ:南関東の一部
【茶】
チャノキイロアザミウマが東海の一部で、チャノホソガが南関東の一部で「多い」と予想される。
次回の病害虫発生予報は9月9日。