食生活の欧米化や運動不足で肥満や高脂血症などの生活習慣病を患う人が急増。その多くは過食や肥満、特に内臓脂肪の蓄積に起因しているといわれる。 牛乳や乳製品の3次機能(免疫系や内分泌系などの生体機能を調節する機能)の1つに肥満防止があるが、しかし牛乳・乳製品の摂取が多いと“メタボリックシンドロームになりやすい”という誤った認識を持っている人も少なくない。
そこで協会はそうした認識を払拭するため「食生活、生活習慣と健康に関する調査研究会」(代表=折茂肇・健康科学大学学長)とともに調査・研究をした結果、メタボと牛乳・乳製品の関係について新しい発見や、数々のトピックスを得て、研究論文は日本栄養・食糧学会誌8月号に発表した。
調査は乳業メーカーの勤務者(20〜60代)と、その家族8666人を対象にした。
26日は記者発表の形で女子栄養短大栄養生理学研究室の上西一弘教授らが説明する。