『MILK JAPAN』は、「牛乳が日本を元気にする。」をスローガンに、子育てを支援するこれまでにない社会的な運動として発展・定着していくことを目指している。
主な活動は、牧場体験をはじめ、親子で楽しめる絵本やTV番組、モバイルコンテンツなどを通した牛乳ならではの体験を提供することで、現代社会において子育てに孤軍奮闘している母親をサポートしていく。
『MILK JAPAN』記者発表会で、(社)中央酪農会議の門谷廣茂専務理事は「牛乳は100%国内で生産消費しているもの。この生産基盤を確保していきたい」と挨拶した。
「牛乳に相談だ。」キャンペーンは、酪農家の拠出金で行われたはじめてのキャンペーンだった。CMは広く認知されたが、牛乳の消費拡大にはつながらなかった。減少する牛乳消費に歯止めをかけ、消費拡大に向かうためには何が課題なのかを検討し、子育てを支援する新しい社会的な運動『MILK JAPAN』を立ち上げることになったものだ。
この運動のスローガンは「牛乳が日本を元気にする。」だ。牛乳を通じて子供が元気に、母親が元気に、地域が、日本全体が元気になっていくことを目指していく。
質疑応答で、牛乳は年々消費減でマイナストレンドになっているが、その原因として事務局は、子供の数の減少、人口の減少、外食・中食の増加による家庭内消費の減少をあげた。それを解消するためには、『MILK JAPAN』という新しい社会的な運動が必要ということになる。
(有)フジタファームの藤田毅代表は「宮崎での口蹄疫発生以来、牧場体験は自粛していたが、終息宣言後は再開したい。牧場に来て、実際に見て、体験して、知ってもらいたい」とコメントした。
(写真)
上:門谷専務
下:牧場を体験してもらいたいと話した藤田代表