早場地帯(19道県)の作柄は、おおむね「平年並み」が見込まれるとした。
これは「5月下旬から6月上旬の低温などの影響で分げつが抑制され、北陸の一部地域を除き、全もみ数が平年並み、または少ないと見込まれるものの、登熟は順調に推移していると見込んだ」ためだ。
遅場地帯(沖縄県を除く27都府県)の生育は「西日本を中心に6月中旬から7月中旬の日照不足などの影響で分げつが抑制され、『平年並み』または『やや不良』で推移している」とした。遅場についての発表は作柄の予測ではなく、生育状態の調査結果である。
8月で収穫がほぼ終わった早期栽培地域(西南暖地)5県の作況指数は徳島と高知が97(やや不良)、鹿児島98(同上)、宮崎100(平年並み)、沖縄101(同上)。