同JA矢巾支部の小麦、水稲、もち米の生産部会の3部会が4年前から矢巾地域の活性化策を協議するなかで、それぞれが生産する小麦「ゆきちから」、うるち米「ひとめぼれ」、もち米「ヒメノモチ」の3つの穀物を原料にした焼酎開発が提案された。
このほど岩手県工業技術センターに試験醸造を依頼し、試作品が完成、8月28日に矢巾地域営農センターで試飲会を開いた(写真・右)。
3つの原料を使うというユニークな発想からつくられたこの焼酎はまさに「矢巾の大地の恵みを凝縮」したもの。試飲会では飲みやすくフルーティーな香りとの評価。愛好者にも初心者にも受け入れられやすい焼酎となり、地元の新鮮な野菜などをつかった郷土食とも合うという。部会のメンバーは「生産者の情熱と思い」を「食農立国」をめざすJAいわて中央から発信していきたいと意気込む。
来春の発売をめざして部会ではネーミングの検討などを進めていく。
(写真)
上:3支部集合写真
下:水稲生産部会員