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トビイロウンカが多い 平均気温高く、害虫発生に注意必要  病害虫発生予報第7号

 農水省は9月9日、今年度の病害虫発生予報第7号を発表した。水稲ではトビイロウンカ、大豆・野菜ではハスモンヨトウ、果樹では果樹カメムシ類の発生が多くなっている。

【水稲】
 トビイロウンカの発生は四国、九州で「多い」、東海、近畿、中国で「やや多い」。水稲の株元に成虫、幼虫を確認したら、都道府県病害虫防除所が発表する防除適期を確認し、薬剤防除をする必要がある。
【大豆】
 ハスモンヨトウが関東で「多い」、北陸、東海、近畿、中国、四国、北九州で「やや多い」。
 吸実性カメムシ類は、北海道と東北を除いて「やや多い」。
【野菜・花き】
 平年より平均気温が高いため、害虫の発生に注意が必要。作物共通で、関東、中国ではハスモンヨトウが「多い」。
 作物別で発生が「多い」と予想される地域と病害虫は次の通り。
 トマト・灰色かび病:東北
 ナス・アザミウマ類:北関東、アブラムシ類:北陸、タバコガ類:関東
 キュウリ・褐斑病:北東北、アザミウマ類:北関東、アブラムシ類:北東北、北関東、北陸
 ネギ・アザミウマ類:東北、関東、東海、北陸
 イチゴ・炭そ病:南東北、関東、アブラムシ類:北陸、ハダニ類:北関東
 キク・アザミウマ類、ハダニ類:北関東
【果樹】
 東海と九州果樹カメムシ類が「多い」。
 作物別では、カンキツ類では四国、九州で黒点秒、中国でハダニ類が「多い」。リンゴの黒星病は南東北で、ナシの同病は南九州で「多い」。

◇   ◇

 次回の病害虫発生予報は10月7日の予定。

(2010.09.13)