【水稲】
トビイロウンカの発生は四国、九州で「多い」、東海、近畿、中国で「やや多い」。水稲の株元に成虫、幼虫を確認したら、都道府県病害虫防除所が発表する防除適期を確認し、薬剤防除をする必要がある。
【大豆】
ハスモンヨトウが関東で「多い」、北陸、東海、近畿、中国、四国、北九州で「やや多い」。
吸実性カメムシ類は、北海道と東北を除いて「やや多い」。
【野菜・花き】
平年より平均気温が高いため、害虫の発生に注意が必要。作物共通で、関東、中国ではハスモンヨトウが「多い」。
作物別で発生が「多い」と予想される地域と病害虫は次の通り。
▽トマト・灰色かび病:東北
▽ナス・アザミウマ類:北関東、アブラムシ類:北陸、タバコガ類:関東
▽キュウリ・褐斑病:北東北、アザミウマ類:北関東、アブラムシ類:北東北、北関東、北陸
▽ネギ・アザミウマ類:東北、関東、東海、北陸
▽イチゴ・炭そ病:南東北、関東、アブラムシ類:北陸、ハダニ類:北関東
▽キク・アザミウマ類、ハダニ類:北関東
【果樹】
東海と九州果樹カメムシ類が「多い」。
作物別では、カンキツ類では四国、九州で黒点秒、中国でハダニ類が「多い」。リンゴの黒星病は南東北で、ナシの同病は南九州で「多い」。
◇ ◇
次回の病害虫発生予報は10月7日の予定。