JA新ふくしまは正組合員1万1800人に対して、准組合員は1万2600人ほど(平成22年1月31日現在)と多い。しかし准組合員は、JA事業・サービスの利用が限定的、一時的であり、農業への理解醸成や地域貢献、仲間づくりなどの機会が少なかった。
今年度からの「新たな協同の創造3カ年計画」では、准組合員を対象にしたイベントとを開催しJAを身近に感じてもらうことを盛り込んでおり、「准組合員のつどい」はそれを実現したものだ。
◆「毎年恒例のイベントにしたい」吾妻組合長
JA新ふくしまの吾妻雄二代表理事組合長は「今日を機会に、よりJAのことを深く知ってもらいたい。今年初めての開催だが、毎年の恒例行事にしたい」とあいさつ。菅野孝志代表理事専務は「ど真ん中にあるJAを目指して」をテーマに、JAの概況や取り組みを紹介した。
「食す」のテーマで参加者は、JAの農産物直売所「ここら」で販売しているJA管内で生産された旬の農畜産物を使用した料理を味わい、食後はJA職員による『家の光』の読み聞かせを行なった。
「親睦」では約3kmをウォーキングし、共選場でモモの選果や箱詰めなどを見学、試食した。ウォーキングはJAグループのすすめる「JA健康寿命100歳プロジェクト」の実践だ。
「知る」では、食と農を通した人との関わりを描いた映画『アンダンテ?稲の旋律?』を鑑賞した。
参加者は「1日の中でウォーキングをして、食事や映画など盛りだくさんの内容でとても満足。ぜひまた参加したい」と笑顔で感想を述べた。
(写真)
上:ウォーキングする参加者
下:管内の生産者が紹介された『家の光』を朗読