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「デンカIP」製造プラントをシンガポールに新設  電気化学

中国などグローバル市場への拡販目指す

 電気化学は、2012年4月の稼働を目指して、AS樹脂やABS樹脂の耐熱付与材であるスチレン系共重合樹脂「デンカIP」製造プラントをシンガポールに新設する。生産能力は年産2万tで、約30億円を投資する。

デンカIP 同社は、千葉工場に「デンカIP」年産1万6000tの製造設備をもつが、中国やインド、中東諸国などの自動車市場の成長にともない、自動車内装材向けなどの好調な出荷のためフル稼働の状況にある。
 今後も本製品のいっそうの需要拡大が見込まれることから、今回のプラント新設を決めた。
 付加価値の高いスチレン系製品の強化とともに、中国を中心としたグローバル市場における拡販を目指す。
実用例・自動車インナーパネル 同社とシンガポールの付き合いは、80年代に入ってから。IPプラントの新設により、同社の重要戦略である海外事業の強化にいっそう取り組んでいく。
 〈問い合わせ先〉スチレン事業部 スチレン事業企画部 電話(03)5290-5563


 
(写真)
上:デンカIP
下:実用例・自動車インナーパネル

(2010.09.28)