同コンクールは、農業者・農業関連団体・地域住民・NPOなどが協力した農業生産と自然環境の保護・再生活動を表彰するもの。平成15年から環境省との連携で行っている。
今年は全国41都道府県から109団体の応募があり、6点の受賞団体が決まった。
農水大臣賞は千葉県野田市の(株)野田自然共生ファーム。耕作放棄地を含む90haの谷津田空間を再生するため、農地や水路を復興し、生きものと共生するコメづくりに取り組んでいるほか、一部を市民農園にして地域との交流を図っている。
全受賞団体は次の通り。
▽農林水産大臣賞 (株)野田自然共生ファーム(千葉県野田市)
▽農村振興局長賞 川津資源保全隊(佐賀県白石町)
▽環境省自然環境局長賞 NPO法人 山野草の里づくりの会(奈良県桜井市)
▽子どもと生きもの賞 NPO法人 宮代水と緑のネットワーク(埼玉県宮代町)
▽パートナーシップ賞 田尻田んぼのいきもの調査プロジェクト(宮城県大崎市)
▽オーライ!ニッポン賞 田光資源と環境を守る会(三重県菰野町)
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表彰式は10月18日、国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟小ホール(東京・代々木)での「田園自然再生セミナー」内で行う。セミナーでは表彰式のほか、国際日本文化研究センターの安田喜憲教授の基調講演「環境と共生する文化の創造と継承」、コンクール審査委員長の進士五十八氏(東農大名誉教授)をコーディネーターにしたパネルディスカッション「田園環境の再生・創造に向けて、これまで、これから」なども予定している。
セミナーの参加費は無料。詳しくは農村環境整備センターホームページで。