農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

大豆・野菜でハスモンヨトウの発生が多め  農水省

早期発見に努め、適期に薬剤防除の実施を

 農水省は10月7日、病害虫発生予報・第8号を発表した。大豆・野菜でハスモンヨトウの発生が多く、本病害の早期発見に努め適期に薬剤防除の実施を。その他、顕著に発生の多い病害虫は見られないが、注意が必要。

ハスモンヨトウ幼虫の食害によるダイズへの被害 大豆のハスモンヨトウの発生は、北関東、東海および四国の一部地域で「多い」、中国の一部地域で「多い」または「やや多い」、南東北、近畿および九州の一部地域で「やや多い」と予想。
 加害の特長である白変葉の早期発見に努め、適期に薬剤防除の実施を。
 その他、吸実性カメムシ類の発生が、北関東の一部地域で「多い」、甲信、東海、近畿、中国および北九州の一部地域で「やや多い」と予想している。
 野菜・花き共通では、ハスモンヨトウの発生が、関東、北陸、東海、近畿、中国、四国および九州の一部地域で「多い」または「やや多い」、南東北および甲信の一部地域で「やや多い」となっている。
ハスモンヨトウ幼虫によるトマトへの被害 果樹共通では、果樹カメムシ類の発生が、南九州の一部地域で「多い」、中国の一部地域で「多い」または「やや多い」、北関東、北陸、東海、近畿および四国の一部地域で「やや多い」と予想している。
 茶では、カンザワハダニの発生が、南関東および東海の一部地域で「多い」、近畿の一部地域で「やや多い」となっている。

(写真)
上:ハスモンヨトウ幼虫の食害によるダイズへの被害
下:ハスモンヨトウ幼虫によるトマトへの被害

(2010.10.12)