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韓国に現地法人を設立  電気化学工業

アジアのネットワークを強化

 電気化学工業は10月1日、韓国ソウル市内に現地法人「電気化学工業韓国株式会社」を設置し、営業を開始した。同社の、アジア市場におけるネットワーク強化が目的。

 先進的な技術を保有している韓国には、家電、自動車、電子部品などを生産する企業が数多くあり、グローバルに事業を展開している。
 電気化学工業は、長年にわたり、これら企業に合成樹脂・ゴム、電子材料などの製品を販売しているが、市場情報をいち早く収集し、商品開発および市場開拓を加速させるため、今回の現地法人設置に至った。
 今後、海外売上高比率を2009年度の24%より15年までに50%以上に引き上げることを目標に掲げ、海外事業のよりいっそうの強化に取り組んでいく。
 このところ、同社のアジア市場におけるネットワーク強化が顕著だ。
 80年代よりシンガポールに生産拠点を置き、導電性カーボンブラック、半導体封止材用フィラーなどを世界各国へ供給しているほか、また中国では、06年より電子部品搬送材料の加工拠点を設け、さらに、その電子材料の生産拠点と合成ゴムなどの技術サービス拠点の設置を目指している。
 なお、同社とグループの営業拠点はシンガポール、クアラルンプール、台北、上海、香港、深【セン】(※)、大連、グルガオン(インド)にある。

韓国に現地法人を設立

※「セン」は土へんに川

(2010.10.13)