農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

JAいわて花巻で飼料用米を稲刈り

 JAいわて花巻(岩手県)はコープネット事業連合・ユーコープ事業連合が取り組む飼料用米で育てた豚肉の産直事業に協力している。
 今月、収穫を迎えた飼料用米の稲刈りを両者と行った。

コープネット事業連合との稲刈り 10月12日、関東信越8生協が加盟するコープネット事業連合との稲刈りを行った。
 コープネットは食料自給率の向上に貢献するため、2008年5月から同JAの飼料用米で育てた豚肉の産直事業をスタート。2009年度から会員生協に「お米育ち豚」という商品名で販売している。
 コープネットでは事業の一環として生産者と消費者の産地交流を企画。今年5月には生協の組合員らが産地を訪れ、飼料米の田植え体験を行った。
 現在「お米育ち豚」の肥育頭数は2万900頭で、今年5月からは新たに開発した加工食品も販売している。

ユーコープ事業連合との稲刈り
 10月14日には神奈川・山梨・静岡県内の6生協で構成するユーコープ事業連合との稲刈りを行い、JAなどの代表者、コープかながわの店舗に勤める精肉部門のパート職員、ユーコープのバイヤーなどが参加した。収穫した米はコープの産地指定豚肉「茶美豚(チャーミーポーク)」の飼料となる。
 ユーコープは2009年度から食料自給率の向上、休耕田の有効活用を目的に取り組みをはじめ、今年の作付け面積は30ha。今回収穫した飼料用米は、ユーコープが取り扱う豚の約21%にあたる1万5000頭に12月以降給餌していく。

(2010.10.18)