日本政策金融公庫と農林中央金庫などには損害を受けた農林漁業者などに円滑な融資と貸付金の償還猶予などを図るようにと21日に通知。また農協や漁協には、通帳や貯金証書や共済証書などを流失した人に対する措置を要請した。これを受けて同公庫と同金庫は22日までに被害者の相談受付体制を整えた。
農水省調べの被害状況は次の通り(26日12時現在)。
《奄美大島》
▽カボチャ、タンカン(柑橘)、サトウキビなどの冠水・浸水など▽畜舎の崩壊▽農地10カ所、農業用施設28カ所▽林地荒廃11カ所(1億8900万円)、林道被害46カ所▽漁船3隻。
《徳之島》
▽農地12箇所、農業用施設30カ所▽林道被害2カ所。
《沖永良部島》
農地2カ所。