全銘柄(25産地品種銘柄)の平均価格は60kg1万3040円。昨年同時期は1万5169円で2000円近く下がっている。
銘柄によるバラツキはあるものの、もっとも高値は新潟・魚沼コシヒカリで同2万1663円だが、前年比で92%。もっとも取引価格が低かったのは北海道きらら397で同1万1013円。前年比79%で3000円も値下がりしている。全銘柄平均では前年比86%だ。
米の相対取引価格について同日、篠原孝農水副大臣は「ちょっとこれは下がり方がひどい。民間取引の状況がどうなっているかを調査する予定だ」と述べた。
この調査の趣旨について、篠原副大臣は、米戸別所得補償モデル事業での固定支払い部分10a1.5万円が生産者に交付されることを受けて「その分は下げてもいいだろうというような、そういう人もいるかもしれませんが、不届き千万」、「明らかに法律違反(独禁法違反)」と業者による値下げ圧力を示唆。「これが事実だとしたらよくない」として、流通業者を対象に相対取引価格の設定状況の実態調査するという。