同社は、中国でクロロプレンゴム、電子材料、スチレン系合成樹脂、コンクリート用特殊混和材などの製品を販売しているが、これまで実需者から寄せられる分析、検査、性能評価、品質改良、新たな機能の付与などの要望に対して日本の研究開発部門が対応していた。
市場の競争激化の中で開発速度が速まっており、市場のニーズに迅速かつ的確に対応することが、メーカーの生き残る道との判断から、現地拠点の構築に踏み切った。
法人名は電化新材料研発(蘇州)有限公司(仮称)で、蘇州工業園区の現代工業坊に開設される予定。資本金は2億4000万円で、2011年6月の業務開始をめざす。
当面、ゴムと接着剤を対象とした分析・評価試験機を導入し、テクニカルサービスを同国で迅速に行う体制を整える。対象製品は、順次拡大される予定。
(写真)蘇州研究拠点