農政・農協ニュース

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施設内の病害虫対策を呼びかけ    病害虫発生予報第9号

 農水省は11月11日、今年度の病害虫発生予報第9号を発表した。現在、著しく発生の多い病害虫はない。

【野菜・花き】
 栽培施設の夜間加温が行われるため、施設内は病害虫が発生しやすい環境となっている。施設周辺の排水路を整備し雨水が入らないようにしたり、株間の通風をよくするなどの管理が必要になる。
 作物共通では、関東でハスモンヨトウとタバコガ類、東海でハスモンヨトウ、中国でタバコガ類が多い予想。
 作物別で発生が「多い」と予想される地域と病害虫は次の通り。
 ▽トマト・コナジラミ類、ハマグリバエ類:東海
 ▽ナス・コナジラミ類:北九州
 ▽キュウリ・褐斑病、アザミウマ類:北関東
 ▽ダイコン・べと病:南九州
 ▽ハクサイ・軟腐病:東海
 ▽ネギ・アザミウマ類:東海、シロイチモジヨトウ:南関東、東海
 ▽イチゴ・うどんこ病:南九州、炭そ病:関東、南九州、アザミウマ類:北関東、アブラムシ類:北関東、南九州、ハダニ類:関東、南九州
 ▽キク・アザミウマ類、アブラムシ類、ハダニ類:北関東

◇   ◇

 次回の病害虫発生予報は2月17日発表の予定。

(2010.11.12)